試験的にリレーへ参加します(停止中)

最終更新日

2023.07.24 追記

現在、リレー参加を一時的に停止中です。

経緯としては、参加後一日ほど経った頃にリレーサーバー側がダウンしてしまったようだったので一旦接続解除を行い、そんな中で管理者の自分が体調を崩し、どうしようかなあという段階になって今に至ります。

色々考えてみていますが、テーマサーバーとしてはリレー参加のうまみってそんなにないのかも?という結論に至りそうです。

汎用サーバーならまだ活用しやすいかもしれませんが、特定ジャンルの話をしに来ている人が多い場ではあまり需要がないかもしれませんね。

連合上でモンハンの話題を見つけられるかもしれませんが、ウチのサーバーの連合を手当たり次第に広げるよりは、既に連合が大きく育っているサーバーにアカウントを作って探したほうがサーバー資源的にはやさしい、はず。

ということで、ひとまずリレーへの接続復帰は見送ります。

代わりにといってはなんですが、これまで引きこもりがちだった管理者がちょっと方針を変えています。これからは「だいたい全部好き」を惜しみなくアピールしていく所存です。


試験的に、Hunterlife.netをハッシュタグリレーへ参加させていただくことにしましたのでお知らせします。

あくまでも試験的な参加であるため、負荷の程度やユーザーの皆様からのご意見次第では、今後異なる対応を取る可能性があります。

リレーの存在はユーザー側ではあまり意識しない部分かもしれないので、この記事でついでに解説してみます。

リレーとは

連合リレーとは、登録しているサーバー間の公開投稿を仲介するサーバーです。中小規模のサーバーが連合のコンテンツを見つけるのを助けます。

Mastodon 管理項目「リレー」より引用

上記の通り、リレーもまたひとつのサーバーです。しかしその役割はユーザーを得て投稿を増やすことではなく、さまざまなサーバーの投稿を仲介し、異なるサーバー間の橋渡しを行うことにあります。

Fediverse上には無数のサーバーがありますが、実際に異なるサーバーを見つけに行くのは困難です。以前からHunterlife.netに登録していて、連合タイムラインを見てみた方はわかると思いますが……ほとんどローカルタイムラインと変わりませんでした。

連合タイムラインにはサーバーが“知っている”公開投稿が流れています。そこがローカルとほぼ変わらないということは、このサーバーは他のサーバーのことをほとんど知らないということです。

まず、サーバーが建ったばかりのときは他のサーバーを知りません。Fediverseのサーバーはそれぞれが独立したサービスであり、他と連合することはできますが、最初から連合しているわけではありません。
その後も同じサーバー内のユーザー同士でフォローし合う状態だと、連合タイムラインはローカルタイムラインと同じものが流れる場にしかなりません。

ではどうやって連合を充実させていくか。
正攻法でいけば「他のサーバーのユーザーを探してフォローしに行く」ことになります。ただしこの時点ではサーバーは他のサーバーを知らないため、サーバーの中で情報を探そうとしても何も見つかりません。かなしい。

連合する機能自体は、生まれたばかりのサーバーにも備わっています(設定で遮断していない限り)。
なのでユーザー自身が知識として持っている他のサーバーの情報(URL)を、何も知らない無垢な赤ちゃんのようなサーバーの検索フォームにブチ込んで、遠い遠いインターネットの海へ放り投げ、学ばせることになります。

そうしてようやく外の世界とのつながりが生まれ、ローカル内の誰かがフォローしたリモートのユーザーが連合に流れ始めます。

だいぶ話が逸れましたが、改めてリレーとはなにか。

リレーは仲介サーバーです。Mastodonの管理画面からアドレスひとつで認証を得て接続することができ、同じリレー内に参加しているリモートサーバーの情報をまとめて提供してくれます。
そして同時に、こちらから提供した情報を、他のリモートサーバーへ届けてくれます。

つまり、ユーザーが他のサーバーの情報を持ってきて、サーバーの検索窓に入力して学ばせるという手間を省いてくれるのです。もちろんこちらのサーバーを誰かに知らせて、学んでもらう手間も省けます。

仕組み的にはたぶんこんな感じです。

今回参加したリレーについて

今回、Hunterlife.netは「ハッシュタグリレーサービス」に参加させていただきました。

このリレーサーバーは、参加しているサーバーの公開投稿のうち、ハッシュタグ(#)付きの投稿のみを配送してくれます。
ハッシュタグをつけた投稿は、多くの人に届けたい内容であることがほとんどかと思います。とても理にかなっているといえますね。

ハッシュタグのついていない投稿は拾わないため、参加しているサーバーの多さに対して非常に負荷が少ないです。参加した時点で、300以上の大小さまざまなサーバーが接続しています。

このリレーサーバーの管理者は、Fedibirdの管理者でもあるのえる(noellabo)さん。いつもお世話になっております。この場を借りて御礼申し上げます。

さて、このリレーサーバーはハッシュタグ付きのいわゆる「外向け」の意識がなされた投稿を配送してくれるわけですが、意外とそうでもない感じの投稿も結構流れます。ハッシュタグを使う理由は人それぞれですので、当然といえば当然。

ということで、かなり投稿を絞られたこのリレーに接続するだけでも、連合タイムラインを流れていく雑多な投稿たちをノイズだと感じる人はいるかと思います。

わたしはそれでいいと思います。連合タイムラインはノイズが流れる場所でいい。
暇なときにボーッと眺めて、ちょっと興味深いタグをみつけたら、フォローしてみてホームにも流してみる。気に食わない人が流れてきたらブロックなりミュートなりする。

好きな話題をみつけたら、自分も話題にのってみる。自分からもっと発信してみる。そうして誰かとの繋がりを得て、自分なりのタイムラインを構築していく……SNSの醍醐味だと思います。すごくたのしそう。

是非、お暇なときは連合タイムラインを眺めてみてください。それなりに読める程度の流速で、いろんな投稿が流れていきます。

これでも広いFediverseの世界のほんの一部に過ぎませんが、きっと今よりはずっと見える世界が広がると思います。

なんで今更になったのか弁明

だいぶ悩んでました。自分のおひとりさまサーバーでは長らく参加していたリレーで信頼もしていたのですが、ハン鯖も繋げてよいものか……と。

設立当初、二次創作メインのサーバーということで、二次創作を見たり活動したりするために来る方が多くなることを想定していました。性質上、連合とは相性が悪いのではないかとも考えていました。

しかし蓋を開けてみれば、たくさん宣伝していただいたり招待していただいたりで、初めてのMastodonサーバーとしてHunterlife.netを選んでくださる方も多く見られました。二次創作サーバーであることが、元から界隈にいる方にとっては逆に入り口となりやすかったのかな~と思います。
本当に嬉しい限りです。ありがとうございます。

こうした経緯の中、最初の登録先が連合が希薄なサーバーではFediverseの強みや楽しさが伝わりづらいのではないか、と思うようになりました。

わたしの個人的目標の中に「Fediverseの楽しさを知ってもらいたい」というものがあり(このサイトもそのためにあります)、せっかく人を招いて運営しているサーバーなのにその足がかりが薄っすらしているのは勿体ない気がしまして。

そんなこんなで悩みに悩み、とりあえず試験的に繋げてみることにしました。ちょっとした気まぐれのようなものです。サーバーリソース的には余裕がありそうですし無理のない範囲、のつもり。

とはいえ、管理者の自分がハッシュタグ使うの苦手なインターネット引きこもり奴なので、ユーザーの皆様がうまく活用してくださることに期待しちゃっています。
何卒よろしくお願いします(?)。